マットレスの種類はさまざま。最近よく聞く高反発マットレスにも色々な種類があります。ここでは、ノンコイル系マットレスについて調べてみました。
ノンコイル系高反発マットレスってどんなもの?
結論から言うと、ウレタン素材などを素材としたノンコイルのマットレスのうち、「低反発」を売りにした商品に対して、高い反発力を持つ素材を使用したものを指します。 「反発力」とは「はねかえす力」の事で、ものの形を歪めた後に、元にもどるための力のこと。 1970年アメリカのNASAが開発した、圧力が加わるとゆっくり凹み、ゆっくりと元に戻る「低反発素材」を使用し、「低反発」を謳ったマットレスや枕が多数世に出ることとなりました。 これに対して、圧力に対して押し返す力が強いもの、つまり横になった体の重みで沈んでもすぐに元に戻る素材を使ったマットレスがノンコイル系高反発マットレスです。
ノンコイル系高反発マットレスの特徴
見た目は低反発マットレスに似ていますが、低反発素材のように体がゆっくりと沈み込んだりはせず、下から押し上げられるような感じになります。 多くはお尻が沈み込まないよう「面」で体重を支えるしくみになっていて、「体圧分散」を謳った商品も多く存在します。 コイルが使用されたタイプのマットレスに比べると薄型の商品が多く、折りたたんだり巻いたりして運べるものもあります。
ノンコイル系高反発マットレスのメリット
(1)高反発なので腰や肩に負担がかかりにくく、寝返りがうちやすい
(2)薄型の商品が多く、収納や持ち運びに便利
(1)高反発なので腰や肩に負担がかかりにくく、寝返りがうちやすい
まず、体が沈み込まない高反発マットレスのメリットがあります。 寝ている時の腰や首の角度に負担がかかりにくく、肩こりや腰痛を引き起こしにくいと言われていることや、寝返りをうつのが楽なことなどは高反発タイプの利点。 ノンコイル系高反発マットレスは、高反発タイプの素材により、コイル(スプリング)を使ったマットレスに近い寝心地を実現しています。
(2)薄型の商品が多く、収納や持ち運びに便利
コイルタイプに比べると薄型の商品が多いため、収納や持ち運びには便利です。折りたためるものや巻いて持ち運べるものも。
ノンコイル系高反発マットレスのデメリット
(1)単品では使えない商品も多い
(2)種類によって耐久性などに差がある
(1)単品では使えない商品も多い
コイルタイプのマットレスに比べて、薄くて収納性に優れているのがノンコイル系高反発マットレスの長所。 しかしそのため、その商品単品ではなく、ベッドマットと併用することが前提の商品が大多数です。 厚みが薄いものを単独で使うと底付き感が出る事がありますので、高反発マットレスの他に、通常のベッドマットを買い揃える必要があります。 そうなると効果の程も、ベッドマットとの相性で左右される可能性も…。
(2)種類によって耐久性などに差がある
低反発マットレスと同じくベースとなる素材によって通気性・耐久性が決まってきますので、商品によっては難があるものも。 素材の密度が高いものは通気性が確保しにくく、湿気を吸いやすくなります。逆に素材の密度が低いと通気性は高くなりますが、耐久性の面では不安が残り、両立させるのは困難です。
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