ストレートネックの人には、首の筋肉に負担がかからない枕をオススメします。
ストレートネックの人は、本来ゆるやかにカーブしている首の骨がまっすぐになっています。
そのために、首の筋肉に負担がかかって首や肩にコリや痛みを感じるようになります。
ですから、寝ている間に首の筋肉をしっかりと休めることで、首や肩の不調を軽減させることができるのです。
ここでは、
- 枕なしで寝ても良いのか
- オススメの枕
- タオルで作る枕
の3点について解説します。
ストレートネックにお悩みの方は、枕選びの参考にしてください。
ストレートネックには枕なしが良いの?
まず、ストレートネックの人に枕なしで寝ることはお勧めできません。
ネットでよく「ストレートネックの人は枕を使わないで寝るほうが良い」という記事を目にします。
しかし、上のイラストのように、枕なしで寝ると頭と首を支えるものがなくなります。
その結果、首・肩・背中に負担がかかってしまい、首や肩のコリの原因になってしまうのです。
ストレートネックにオススメなのはどんな枕?
ストレートネックの人には、首の筋肉に負担がかからない枕がおすすめです。
それは、ストレートネックの人は、上のイラストのように頭が前に突き出た姿勢になっているので、首の後ろの筋肉に負担がかかっているからです。
起きている間に首の筋肉に余計な負担がかかっているのですから、寝るときにはできる限り首の筋肉に負担をかけないようにしなければ快適に眠れません。
また、良い枕が見つからない場合は、タオルで枕を作って代用することも可能です。
ここでは、首の筋肉に負担がかからない枕とタオルで作る枕について解説します。
後頭部から首の付け根をサポートする枕を選ぶ
枕を選ぶ時は、後頭部から首の付け根にかけてのカーブをサポートできるものを選びましょう。
厚生労働省のeヘルスネットによると、後頭部から首の付け根にかけてのカーブに合った高さの枕を選ぶと首や肩に負担をかけることなく眠れます。
高さの合わない枕を選ぶと、首・肩・胸の筋肉に負担がかかって、呼吸がしにくくなり寝心地が悪くなります。
後頭部から首の付け根にかけてのカーブの深さは人によって異なるので、自分にぴったりの高さの枕を選んでください。
タオル枕で代用できる
自分に高さがぴったり合う枕がなかなか見つからない場合は、タオルで枕を作るのがオススメです。
ネットでは色々なタオル枕が紹介されていますので、その中から2種類選んで紹介します。
両方とも、首の後ろをサポートできるようになっています。
タオルで作る枕(その1)
まずは、NHKのホームページの「らいふ」で紹介されている『バスタオル枕』です。
(1)バスタオルを4つに折り、首元に当たる手前を首の長さに合うように(8cm ~ 10cm)たたみ、内側に入るように半分に折る。
(2)頭を乗せてみて低いと感じたら、(1)のバスタオルの下に平らにたたんだバスタオルを重ねて高さを調節する。
タオルで作る枕(その2)
次に紹介するのは、柔道整復師の田中宏さん考案の枕です。
(1) 120 x 60 センチほどのバスタオルを半分の長さに折りたたみます。
(2) 折り目の方からくるくると丸めて太い棒状にします。
(3) ほどけそうな時はゴムなどで止めて準備完了。直径8 ~ 10cm、長さ60 ~ 80cmが理想です。
(4) 首の後ろには(3)の丸めたタオルを、頭の下には平らにたたんだバスタオルを使います。
ストレートネックを治す枕では夜眠れないの?
スローコアピローPRO-EXのように、ストレートネックの人のためのエクササイズ用枕として販売されている枕は、夜眠るために使うのには適していません。
(画像:スローコアピロー公式サイトより)
スローコアピローのような枕は、首の筋肉をストレッチするためのエクササイズ用に作られた枕です。
例えば、スローコアピローの公式サイトには「一日たった7分でOK!」と書かれています。
これは、逆に言えば、7分以上は使用しない方がいいということです。
ですから、枕を選ぶときは、夜寝るときに使うための枕なのか、エクササイズ用の枕なのか必ず確認してください。
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ストレートネックにはマットレス選びも大事
実は、枕選びと同様に、マットレスや敷布団選びもストレートネックの人には大切です。
なぜなら、せっかくピッタリの高さの枕を選んでも、マットレスや敷布団の硬さが身体に合わないと、首・肩・腰に負担がかかってしまうからです。
寝ている時の正しい姿勢は、立っている時と同じ姿勢と言われています。
ですから、硬すぎるマットレスや敷布団に寝ると肩や腰が当たる部分があまり沈まないので、首・肩・腰に負担がかかります。
また、柔らかすぎるマットレスや敷布団に寝ると肩や腰が沈みすぎて、やはり首・肩・腰に負担がかかります。
首の筋肉に負担をかけずに快適に眠るためには、ちょうど良い硬さのマットレスや敷布団を選ぶことも欠かせないのです。
まとめ
ストレートネックにオススメの枕について解説しました。
後頭部から首の付け根をしっかりとサポートする枕とちょうど良い硬さのマットレスや敷布団を選べば、ストレートネックによる首や肩の不調が軽減されます。
でも、枕やマットレスでストレートネックが治るわけではないので、まずは日常の姿勢に気をつけてくださいね。
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