間違った保湿の仕方は逆に脱毛効果を弱めてしまうのですが、その理由や間違った保湿による結果も解説しています。
脱毛サロンやクリニックで、
「脱毛後はしっかり保湿してくださいね~」
と言われますが、保湿と脱毛はとても大事な関係があり、保湿ケアをきちんとすることで脱毛の効果をしっかり出していくことでができるのです。
そこで、
について詳しくリサーチしました。
脱毛と保湿は切っても切れない関係。たっぷり保湿でツルツルぷりぷりのお肌を目指しましょう。
なぜ脱毛に保湿が大事なの?を詳しく見る
脱毛後の保湿剤の選び方
脱毛後の肌は軽いヤケド状態で、バリア機能が低下してとても敏感になっています。
そんな状態のお肌に必要なのは、
とにかく低刺激な保湿剤です。
脱毛中の肌に特に刺激になりやすい成分は、
アルコール パラベン シリコン 着色料 香料 鉱物油 |
などです。なるべくこれらが配合されていないものや、低刺激、敏感肌用と書かれたものを選びましょう。
また、保湿剤のテクスチャーは、ねっとりとして固形に近いバームや油分の多いものは避けてください。
濃厚なテクスチャーや油分の多いものは、つけたり落としたりするときに摩擦が生じて肌に負担がかかったり、毛穴に入り込んで脱毛のフラッシュやレーザーの効果を邪魔したり、雑菌が繁殖して不潔になることがあります。
摩擦を起こさずに塗れてお湯でも落としやすいローションや乳液、クリームなど、油分が少なく軽めのテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。
脱毛中ははじめて使うものをいろいろと試すよりも、自分が定番にしている、安心して使えるスキンケアアイテムを使ってください。
以下では部位別のスキンケアアイテムの選び方やケア方法について、さらにくわしく紹介していきます。
顔脱毛後に最適な保湿剤の選び方とスキンケア
顔は全身の中でも皮膚が薄くて敏感な部位。皮脂腺が多いのでニキビもできやすく、常に露出しているので、脱毛の大敵「紫外線」のケアもしっかり対策する必要があります。
紫外線対策に美白化粧品を使いたい人もいると思いますが、美白成分には刺激が強いものが多いため、脱毛中は使わないほうが無難です。
中でも、
ビタミンA(レチノール等) ビタミンC誘導体 ハイドロキノン |
これらの美白成分はアンチエイジング効果が高くて人気ですが、その分刺激も強いので気をつけましょう。
顔脱毛後は刺激を避けてたっぷり保湿が大切
脱毛中はとにかく刺激を減らしつつ保湿をするということが一番です。
有効成分が高配合されているものよりも、肌への刺激が少なく、しっかり保湿できることを基準に選んでください。
肌の水分を保つことで、紫外線やニキビ・肌荒れの原因となる細菌からも守られることになります。
摩擦による刺激を減らすという点では、ローションや乳液など複数のアイテムの機能がひとつになったオールインワンのジェルやクリームもおすすめです。
「顔脱毛後のケアにおすすめの保湿アイテム5選」を見る>
日焼けとメイクの仕方にも注意が必要
日中は低刺激の日焼け止めを使用し、帽子や日傘も使って紫外線をなるべく浴びないようにします。
メイクアイテムはお湯や石鹸で落とせるものを中心に使ってください。
顔脱毛後のクレンジングと洗顔方法
洗顔料やクレンジングも低刺激で洗浄力が強すぎないものを選びましょう。
洗浄力の高いクレンジングオイルは刺激も大きいので、メイク落としにはクレンジングジェルやクレンジングミルクなどを使用します。
- 低刺激の日焼け止め
- お湯か石鹸でオフできるメイクアイテム
- クレンジングを使うならジェルかミルク
洗顔するときは泡立てネットなどで細かい泡を作り、肌をこすらずに泡の弾力を使って優しく洗い、熱いお湯ではなくぬるま湯で流します。
ピーリング成分が入っている洗顔料は肌への負担が大きいので、脱毛期間中は控えてください。特に脱毛の前後一週間の使用は避けましょう。
洗顔後はローション(化粧水)のあと、美容液、保湿力の高い乳液やクリーム、オイルなど好みの保湿剤で保湿。
オールインワンジェルなら肌に負担をかけずにワンステップで保湿ケアを終了できます。
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顔脱毛の施術後に赤みができた場合は?
もし脱毛の施術後にポツポツとした赤みができてしまった場合は、冷やしたタオルなどをあててクールダウンしてください。
赤いポツポツはしばらく経つと自然に消えるので心配ありませんが、もし痛みがあったり長引くようならサロンやクリニックに連絡して、医師の診察を受けましょう。
体の脱毛後に最適な保湿剤の選び方とスキンケア
顔のケアと同様、ボディケアも低刺激・保湿を重視し、ローション(化粧水)で肌をととのえたあとにジェルや乳液、クリーム、オイルなど好みの保湿剤で保湿していきます。
ボディ脱毛後は乾燥・肌荒れを招く衣類に注意
肌の露出がない箇所は紫外線を気にする必要はありませんが、衣類の素材やデザインによっては露出のない箇所でも乾燥・肌荒れを招いてしまいます。
衣類による摩擦は肌に刺激を与えるため、脱毛直後はピタピタ・ゴワゴワの服は避け、柔らかい素材のゆったりめのワンピースなどを着て肌への刺激を極力減らしましょう。
アクリル、ポリエステルなどの化学繊維は静電気が生じやすく、肌の乾燥が進んでしまいます。
また、冬に人気のヒートテックですが、体から水分を奪う性質があるため、乾燥肌やかゆみがある場合は着ないほうが良いでしょう。
柔らかい綿やシルク、カシミアなどは、敏感になりがちな脱毛後の肌でも安心して着られる素材です。
ボディ脱毛後の入浴のコツ
ボディの保湿に最適なタイミングはお風呂上り。肌を乾燥させないためには、入浴にもコツがあります。
まず、入浴時には熱すぎるお湯は避けましょう。
特に施術を受けた当日はぬるめのシャワーをサッと浴びる程度にし、ソープ類は使用せず、湯船にも浸からないようにしてください。
施術をうけた3日後からはいつも通り湯船に入って構いませんが、熱いお湯には浸からないようにし、体を洗うときはボディブラシなどは使わず泡立てたソープで手のひらを使ってやさしく洗います。
ぬるめのお湯で流したあとは、タオルでごしごしふかずにそっと押し当てて水気をふきとってください。
- 脱毛当日はぬるめのシャワー
- 3日後から湯船OK
- ゴシゴシ洗いは厳禁
入浴後は肌が乾燥しやすいため、体が渇ききらないうちに、まだ肌に水滴がついている状態で保湿をしていきます。
なかでも腰やお尻、ワキ、背中は保湿を忘れがちな箇所ですが、他の部位と同じようにしっかり保湿することでブツブツ・黒ずみなどのトラブルも防げます。
「脱毛後の顔と全身に使える!市販のおすすめプチプラ保湿アイテム5選」を見る>
ワキ脱毛後に最適な保湿剤の選び方とスキンケア
ワキは度重なる自己処理によって黒ずみや埋没毛が気になりやすい部位です。
ワキ脱毛の回数が増えると黒ずみや埋没毛の悩みは少しずつ解消していきますが、もっと満足いくツルピカ肌を目指す為には、保湿と摩擦を避ける生活を心がけましょう。
ワキの黒ずみを軽減する保湿方法とは?
ワキは衣類や皮膚によって摩擦が起きやすい環境にあるので、保湿ケアする時もとにかく優しくがポイント。
化粧水で保湿したあと、乳液でフタをしてあげることで保湿効果が高まります。
顔に使う化粧水・乳液でもかまりませんが、ワキ専用の黒ずみ対策美容液なら一層黒ずみに効果が期待できます。
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ワキにも日焼け止めを塗りましょう
「ワキに日焼け止め?」と思われるかもしれませんが、特に半袖になる夏場はワキも日焼けします。
脱毛後の肌に日焼けはNGですので、ワキにも低刺激の日焼け止めクリームなどで対策を行ってください。
VIO脱毛後に最適な保湿剤の選び方とスキンケア
全身の中でも特に毛が太くて濃いVIOは、脱毛で最も痛みを感じやすい部位です。
普段から保湿して肌の状態を良くしておくことで、施術時の痛みをやわらげたり、脱毛の効果を高めたりする効果が期待できるため、VIOも忘れずにしっかり保湿しておきましょう。
VIO脱毛後は刺激を避けて清潔をキープしよう
VIOはどうしても不衛生になりやすく、炎症が生じやすい箇所です。洗うときは顔やボディと同様、熱いお湯や摩擦で刺激を与えないようぬるま湯でやさしく洗います。
拭くときは柔らかいタオルでポンポンと水分を吸いとるようにし、こすったりしないようにしてください。
保湿はボディケアで使用したものと同じで構いませんが、下着がベタついたり蒸れて不衛生になったりしないよう、油分が少なめのものがベターです。
染みたりかぶれたりする場合は、VIO専用の保湿剤を試してみてください。
また、ツルツルした化繊の下着は蒸れてかぶれやすいので、通気性がよく肌にやさいい綿100%のガーゼ素材の下着がおすすめです。
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脱毛後の顔と全身に使える!市販のおすすめプチプラ保湿アイテム5選
ドラッグストアやバラエティショップなどで手軽に購入できる市販のプチプラ保湿アイテムの中から、顔・ボディの両方に使えて脱毛後の敏感な肌に特におすすめのものを、
- 成分の安全性
- テクスチャー
- コスパ
にこだわって厳選しました。
保湿は高価なものを買うことよりも、毎日コツコツ続けることが大切。
どれも身近なお店で1,000円前後で購入できます。1本持っておくと安心ですね。
ケアセラ AP フェイス&ボディ乳液(ロート製薬)
参考価格 | 900円〜1,000円 |
主な成分 | 数種類のセラミド、ペプチドCP |
特徴・効果
皮膚科学研究から生まれた、敏感肌でも使える機能性乳液。保湿力の高い8種類のセラミドを配合しています。なめらかな使い心地で、肌にストレスをかけずに広範囲に塗り広げられます。
\編集部のおすすめポイント/
キュレル ローション(乳液タイプ)(花王)
参考価格 | 900円〜1,000円 |
主な成分 | 潤浸保湿セラミド機能成分、ユーカリエキス |
特徴・効果
デリケートな赤ちゃんの肌にもOKなやさしい使い心地は、脱毛後の肌にもぴったり。便利なポンプ式で、お風呂上がりの濡れた手でも使いやすいのもポイントです。
弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリーの医薬部外品です。
\編集部のおすすめポイント/
乳液 敏感肌用 高保湿タイプ(無印良品)
参考価格 | 780円 |
主な成分 | 岩手県釜石の天然水、オリーブ果実油、ホホバ種子油 |
特徴・効果
低刺激性で肌にやさしく、乾燥肌にうるおいを与えてくれる高保湿乳液。
780円とプチプラなので、顔だけでなく全身にたっぷり使用できます。
無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済みです。
\編集部のおすすめポイント/
ノブ スキンクリーム D(常盤薬品)
参考価格 | 1,900円〜2,000円 |
主な成分 | ワセリン、スクワラン、ヒアルロン酸Na |
特徴・効果
臨床皮膚医学に基づいて考えられた乾燥肌・敏感肌・にきび肌に悩む方のスキンケアブランドNOV(ノブ)の顔も含めて全身に使用できる低刺激性保湿クリーム。ベタつかず伸びが良いので、脱毛後の敏感な肌にも安心です。
\編集部のおすすめポイント/
ミノン アミノモイスト モイストチャージミルク(第一三共ヘルスケア)
参考価格 | 1,800円〜2,000円 |
主な成分 | 9種の保潤アミノ酸、アミノ酸系セラミド類似成分 |
特徴・効果
乾燥でゴワゴワになった角質層にも浸透し、肌をなめらかにしてくれます。アミノ酸系セラミド類似成分が、角質層のすきまを埋めるように浸透し、肌脂質の働きをサポート。伸びの良いうるおい膜成分がスッと馴染んでうるおいを閉じ込めてくれます。
\編集部のおすすめポイント/
顔脱毛後のケアにおすすめの保湿アイテム5選
顔のケアも低刺激・高保湿を合言葉に、肌にやさしいものを使用してください。
顔をケアするときはやさしく、負担をかけずにが基本です。ペチペチとパッティングしたり、こすったりすると肌は刺激を受けてしまいます。
洗顔や保湿ケアをするときに必要以上に肌をこすってしまう人は意外と多いので、肌をむやみに触らないよう気をつけましょう。
摩擦による刺激を少しでも減らしたい場合は、オールインワンのジェルやクリームがおすすめ。
ここでは、低刺激・高保湿のオールインワンジェルやクリームを中心に紹介していきます。
メディプラスゲル(メディプラス)
参考価格 | 3,796円〜 |
主な成分 | プロテオグリカン、グリセリン、セラミドなど |
特徴・効果
肌にやさしい低刺激処方のオールインワンゲル。皮膚科でも取り扱いがあり、敏感肌でも安心して使用できます。
化粧水・美容液・乳液・クリームの役目を果たしてくれるのでこれ1本でOK。ポンプ式で使いやすく衛生的です。
\編集部のおすすめポイント/
パーフェクトワン モイスチャージェル(新日本製薬)
参考価格 | 3,762円 |
主な成分 | 7種のコラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸など |
特徴・効果
化粧水・美容液・乳液・クリーム・パック・化粧下地の6つの機能がギュッと詰まった合成香料、合成着色料、パラベン無添加の高機能ジェル。高保湿ながらコッテリ感のないさらっとしたテクスチャーで、脱毛後の肌をトラブルから守ってくれます。
\編集部のおすすめポイント/
薬用アクアコラーゲンゲル スーパーセンシティブEX(ドクターシーラボ)
参考価格 | 3,344円 |
主な成分 | 5種類のセラミド、ドクダミエキス、カンゾウ抽出末など |
特徴・効果
人気のドクターシーラボのオールインワンゲルの中でも、こちらは敏感肌・乾燥肌に特化したライン。
肌荒れを防ぐ薬用有効成分も配合されているので、脱毛中の肌トラブル予防にもおすすめです。
\編集部のおすすめポイント/
アベンヌ ミルキージェル(ピエール ファーブル ジャポン)
参考価格 | 2,800円〜3,000円 |
主な成分 | アベンヌ温泉水、アボカド油、ペポカボチャ種子油など |
特徴・効果
化粧水と乳液がひとつになっているので、ワンステップでケアが完了。シンプルなオールインワンジェルですが、大人気のアベンヌ温泉水と植物由来の成分を中心に敏感肌でも安心して使える処方になっています。
\編集部のおすすめポイント/
敏感肌用 オールインワン美容液ジェル(無印良品)
参考価格 | 990円 |
主な成分 | 岩手県釜石の天然水、グリセリン、オリーブ果実油 |
特徴・効果
プチプラでおすすめのオールインワンジェル。チューブ式で使いやすいのもポイントです。
無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリーです。
\編集部のおすすめポイント/
ワキ脱毛後のケアにおすすめの保湿アイテム
ワキは皮膚どうしや衣類でこすれることが多く、カミソリなどの自己処理で刺激を受けてしまうこともあり、どうしても色素沈着が残りやすい部位です。
「ワキ脱毛をはじめてムダ毛がなくなってきたのはいいけど、次は黒ずみが目立ってきた気がする…」
という人もいるかもしれません。
ワキもほかの部位と同じように、保湿を徹底しましょう。
ワキ脱毛で黒ずみが気になる場合のケア
- 脇の下を優しく洗う
- 自己処理の頻度を少なくする
ワキの黒ずみの原因は、物理的な摩擦です。
自己処理の頻度は脱毛の回数を重ねていけば少なくなるので、日頃から摩擦に気をつけて生活してください。
肌が潤って健康になるとターンオーバーが正常化して、少しずつ黒ずみも薄くなっていきます。
肌荒れがなければ、低刺激のワキ用美白クリームを使ってみるのも良いでしょう。脱毛が完了したあとであれば、黒ずみを薄くするレーザー治療を受ける選択もあります。
ピューレパール【医薬部外品】(株式会社ハーバーリンクスジャパン)
参考価格 | 980円(初回定期購入) |
主な成分 | 水溶性プラセンタ、トリプルセラミド、トリプルコラーゲン、トリプルヒアルロン酸 |
特徴・効果
ワキはもちろん、バストトップやデリケートゾーンなど、黒ずみが気になるあらゆる箇所に使える皮膚科医推薦の美白ジェル。肌にやさしく、ポンプ式で衛生面も◎。
\編集部のおすすめポイント/
VIO脱毛後のケアにおすすめの保湿アイテム
VIOはムレやすい部位なので、油分の少ない保湿剤で保湿ケアしましょう。
基本的にはボディケア用のものと併用して構いませんが、VIOは専用の保湿剤がトラブルも回避できておすすめ。
ここでは、VIO専用の保湿クリームやローションでおすすめのものをピックアップしました。
薬用 イビサクリーム(イビサビューティー)
参考価格 | 4,900円〜 |
主な成分 | トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K |
特徴・効果
ブラジリアンワックス脱毛サロンが開発した薬用クリーム。
肌にやさしい美白成分を配合。気になるデリケートゾーンの黒ずみ対策だけでなく、ニオイのケアまでしてくれる頼もしいアイテムです。
\編集部のおすすめポイント/
アンティーム ローズローション(アンティーム オーガニック by ルボア)
参考価格 | 3,300円 |
主な成分 | ダマスクバラ花水、トウキンセンカ花エキスなど |
特徴・効果
植物療法の考えから生まれた、デリケートゾーンのための保湿・潤滑ローション。
べたつかないテクスチャーで肌の乾燥と摩擦を防ぎます。
\編集部のおすすめポイント/
なぜ脱毛に保湿が大事なの?
脱毛に保湿が欠かせないのは、保湿することで脱毛による肌トラブルの予防ができたり、脱毛効果がより高まったりするから。
クリニックやサロンで脱毛を受けると、レーザーや光がムダ毛のメラニン色素と反応して高熱を発するため、肌の水分がかなり奪われてしまいます。
「脱毛した後でも、特に肌にダメージを感じないけど?」という人もいるかもしれませんが、レーザーや光を当てたことで、実は脱毛後の皮膚は乾燥してとても敏感な状態になっているんです。
特にパワーの強力な医療レーザーはダメージが大きく、脱毛直後の肌は軽いヤケド状態。肌のバリア機能が失われてしまっています。
ここで適切にケアしないと、さまざまな肌トラブルを招くことに。
反対に、しっかり保湿しておくことでさまざまなメリットを感じることができるんです。
脱毛で保湿するメリット
脱毛前や脱毛後に肌をしっかり保湿しておけば、いろんなメリットがあります。
脱毛効果が高まる
脱毛前から十分に保湿して肌を整えておくことで、毛根にレーザーや光が届きやすくなり、脱毛の効果が高まります。
より強いパワーで照射でき、コスパUP
潤って水分を多く含む肌は刺激に耐える力があり、より強いパワーで照射できます。レーザーや光のパワーを高めることで、脱毛完了までにかかる期間や回数を減らせてコスパもUP。
脱毛中に痛みを感じにくくなる
肌に蓄えられた水分がレーザーや光の熱による刺激を緩和してくれるため、脱毛中の痛みを感じにくくなります。
脱毛後の肌トラブルを予防できる
保湿して刺激に強い肌質にしておくことで、火傷や炎症、化膿など、脱毛後に生じがちな肌トラブルを予防・軽減できます。
脱毛後に保湿しないとこうなっちゃいます…
逆にしっかり保湿しておかないと、上で挙げたメリットとは正反対のことが起きてしまうので気をつけましょう。
脱毛効果が低下する
肌が乾燥していると角質層が厚くなって皮膚が硬くなり、レーザーや光を通しにくくなってしまうため、ムダ毛が抜けにくくなります。
回数・期間・費用がかかる。施術を断られることも!
脱毛効果が下がれば、脱毛完了までにかかる回数も増えて期間が長くなり、費用もかさみます。
また、肌がヒビ割れたり粉を吹くほどひどく乾燥している場合などは、クリニックやサロンで施術を断られることも。
特にミュゼは肌の状態に厳しく、乾燥や日焼け、肌荒れがあると施術そのものを断られてしまうことが多いので注意しましょう。
脱毛中に痛みを感じやすくなる
潤いのある健康な肌は、その水分が熱を緩和するクッションの役目を果たしてくれます。ところが乾燥してそのクッションがない状態の肌は熱の刺激に敏感になり、痛みを感じやすくなります。
脱毛後の肌トラブルが増える
乾燥肌に加え、レーザーや光による刺激で肌のバリア機能が失われた状態では、火傷や炎症、赤み、ヒリヒリ感、腫れ、かぶれ、色素沈着など、脱毛後の肌トラブルが生じる可能性が高まってしまいます。
肌をスベスベにしたくてはじめた脱毛なのに、脱毛がきっかけで乾燥肌や色素沈着、ブツブツだらけの汚肌になってしまうなんて最悪ですよね…
そんなことにならないためにも、脱毛中はしっかり保湿することが大切です!
そして、脱毛中の敏感な肌に合った保湿剤を選んだり、肌に負担をかけずにケアすることも重要になります。
保湿するタイミングは?
「当日に保湿すると脱毛効果が弱まる」と言われることがありますが、これは本当です。
でも、
どうして当日の保湿はダメなの?
前日はしてもいいの?
と疑問に思いますよね。
これからお伝えする保湿のベストタイミングを知っておくと、よりスムーズに脱毛できますよ。
保湿はお風呂上りに!施術の前日も保湿をしよう
普段からの保湿が大事であることはこれまで書いたとおりですが、脱毛前日もしっかり保湿しましょう。
前日もやはり、保湿はお風呂上がりにするのが一番効果的です。
ただ、施術前日の保湿で気をつけたいのは、肌に油分が残りすぎていると光やレーザーが途中でブロックされてしまい、脱毛効果が十分に得られない可能性があること。
そのため施術の3日前くらいからは、普段使っているものより油分の少ない保湿剤を使いましょう。
ちなみに、前日になって慌ててムダ毛を剃る人もいますが、ムダ毛処理は2~3日前に済ませておくことで施術中の肌の負担を減らしたり、脱毛効果をより高めたりできます。
また、自己処理するときは除毛クリームは使わないようにします。さらに、カミソリよりも電気シェーバーを使ったほうが肌への負担が少なく安全です。
そしてシェービング後も、保湿を忘れないようにしてください。
脱毛当日の保湿はだめ
前日までしっかり保湿したら、当日(施術前)には保湿しないようにします。保湿剤だけでなく、当日は日焼け止めや制汗剤なども使わないようにしましょう。
なぜなら、施術前の肌の表面に油分や余計な成分が残って毛穴に入りこんでいると、レーザーや光の脱毛効果が損なわれてしまうことがあるからです。
前日に保湿したら、翌日にも保湿効果はある程度保たれていますので安心してください。
ただ、顔はサロンやクリニックでメイクオフしてもらえるので、軽いものであれば日焼け止めや保湿剤、パウダーファンデーションなどをつけても大丈夫です。
脱毛後はしっかり保湿!
施術を受けたあとの肌はとても傷んでいるので、しっかり保湿しましょう。保湿剤は低刺激・敏感肌用・高保湿のものを使います。
施術後に肌表面がベタつきすぎていると、毛穴に汚れや雑菌が入ることがあるため、施術を受けた当日の保湿ケアは、油分の少ない軽めのローションや乳液などを使いましょう。
施術を受けた当日は洗浄力の高いソープやクレンジング剤の使用は避けたいので、ウォータープルーフの化粧品や日焼け止め、油分の多い濃厚な保湿クリームなどは使わないようにします。
脱毛後すぐのメイクは最小限に
顔脱毛をしたあとはほぼスッピンの状態になっていますが、そのままでは帰れない!という人は、敏感肌用の保湿剤をつけたあと、
- UVカットパウダー
- お湯で落とせる最低限のメイク
でしのぎましょう。
ちなみに日没後に施術が終わるような時間に予約を入れておくと、施術後に日焼け止めをつけずに済むので肌への負担はさらに軽くなります。
脱毛後3日間の保湿は低刺激のものを
脱毛の施術を受けてから3日間は特に肌が敏感な状態になっているので、低刺激の保湿剤を使ってください。
サロン指定の保湿剤をもらったり買ったりした場合はそれを使ってみましょう。
脱毛後4日からは、通常通りの保湿ケアでOKですが、やはりこってりしたテクスチャーや刺激成分の多いものは避けるようにしてください。
ローションやクリームをつける順番は?
肌につける保湿剤の種類はたくさんありますが、何をどの順番でつけるか迷ってしまう場合もあると思います。
まずはそれぞれの保湿アイテムがどんな機能をもっているのかを整理しましょう。
ブースター (導入液) |
これからつける美容成分の浸透を高める |
ローション (化粧水) |
角質に水分を与えて肌をやわらかくする |
美容液 | 保湿・シミ・シワなど、目的別に肌に栄養を与える |
乳液orクリームorオイル | 保湿の仕上げとして、ローションや美容液の水分が逃げないように肌に油分を与えてフタをする |
つける順番は、
ブースター(なくても可)
↓
ローション(化粧水)
↓
美容液(なくても可)
↓
乳液・クリーム・オイル
です。
フタの役目を果たす乳液やクリーム、オイルはどれか1種類で構いません。
ダメージを受けやすい顔のケアは、ローションと乳液(またはクリーム、オイル)を必ず使いましょう。ブースターや美容液は必要であれば使ってください。
なお、上記のすべての機能がひとつになったオールインワンジェルなどを使用する場合は、ほかのアイテムはいりません。
ボディケアもできればローションと乳液(またはクリーム、オイル)を使ったほうが良いですが、どれかひとつで済ませたい場合はローションを省略して乳液やクリームでケアします。
顔もボディも「ローション(化粧水)だけ」「美容液だけ」のケアは、水分が蒸発するときに肌が乾燥してしまうので絶対にやめましょう。
脱毛後にしてはいけないことリスト
脱毛の施術を受けたあとに気をつけたいことは、保湿だけではありません。
サロンやクリニックで事前に説明があると思いますが、脱毛後の肌トラブルを防ぐために守りたい、脱毛後の禁止事項についてもまとめておきます。
してはいけないことと、その期間 | してはいけない理由 |
脱毛前の制汗剤・化粧水・保湿クリーム・日焼け止めの使用 | 余分な成分が毛穴に残っているとレーザーや光が毛根に浸透する妨げとなる |
脱毛前後12時間の飲酒 | 血行が促進され、赤みやかゆみなど肌トラブルの原因となる。 |
脱毛直後の日焼け止めクリーム・制汗剤の使用 | 日焼け止めクリームや制汗剤の成分が炎症を起こすおそれがある。脱毛直後の紫外線対策には帽子や日傘がおすすめ。 |
脱毛後3日間の入浴 | 血行が促進され、赤みやかゆみなど肌トラブルの原因となる。 浴槽内の雑菌で炎症を起こすおそれがある。 |
脱毛後3日間のエステやマッサージ | 血行が促進され、赤みやかゆみなど肌トラブルの原因となる。 使用するオイルやローションが皮膚の刺激になる場合がある。 |
脱毛後3日間の激しい運動・サウナ | 血行が促進され、赤みやかゆみなど肌トラブルの原因となる。 汗が原因で炎症を起こすおそれがある。 |
脱毛後1週間の温泉・プール・海・岩盤浴・サウナ | 不特定多数が利用する施設では雑菌が多く、炎症を起こすおそれがある。 |
脱毛前後10日間の予防接種 | 体質によっては体調を崩すことがある。 |
禁止事項がたくさんありますが、つまりは脱毛してから数日間は血行が良くなりすぎるようなことはせずに、肌に負担がかかることや、雑菌が付着しそうな場所も避けたほうが良いということですね。
脱毛サロンの保湿ケアを比較。アフターケアが充実しているのはどのサロン?
医療脱毛とサロン脱毛のどちらにしようか迷っている人もいると思いますが、美肌を目指すなら肌への負担が軽く、美肌ケアも充実している脱毛サロンがおすすめです。
保湿や美肌に力を入れている脱毛サロンをまとめてみました。
サロン名 | 肌ケア内容 |
脱毛ラボ | 水分油分測定器で肌診断。全身ホワイトヴェールパックが無料。有料オプションでイオンモイスチャーシャワーまたはバイオピーリングシャワーを追加できる |
銀座カラー | 施術後に保湿ジェルを塗布。美容成分配合のミストシャワー(美肌潤美)のオプションもあり |
恋肌 | 脱毛の施術後、全身コラーゲンパックが受けられる |
エピレ | 施術前に美容成分配合ジェルを塗布 |
シースリー | 施術前に美容成分配合ジェルを塗布 |
ストラッシュ | 施術後に美容成分配合のジェルを塗布 |
ラドルチェ | 施術後に鎮静、殺菌効果のあるローションを塗布 |
TBC | オリジナルウォッシュフォーム、ケアジェル、クリームを販売 |
各サロンで独自の肌ケアを受けられます。
中でも無料での美容ケアに加え、オプションで美肌ケアを追加できる脱毛ラボや銀座カラーは、特に美肌に力を入れているサロンです。
施術後に毎回、全身コラーゲンパックを受けられる恋肌も脱毛と同時に美肌を目指したい人におすすめ。
ほかにもほとんどのサロンでオリジナルの美容ケアが用意されているので、気になる人は無料カウンセリングなどで聞いてみましょう。
生活習慣も見直して脱毛効果を高めよう
いくらサロンで美肌ケアを徹底してもらっても、生活習慣が乱れていてはキレイな肌をキープすることはできません。
食生活や運動、生活習慣などは一見、保湿とは何の関係もなさそうに思えますが、実は肌の潤いと生活スタイルは密接に関わっています。
せっかく脱毛サロンに通ってキレイな肌を目指すなら、生活も見直して内側・外側の両方からの保湿を徹底しましょう。
紫外線対策の徹底はもちろん、室内でも加湿器を使用したり、ビタミンやミネラル、タンパク質、良質なオイルを含むバランスのとれた食生活、肌にやさしい天然素材で締め付けすぎない衣類や下着の着用なども保湿につながります。
適度な運動や十分な睡眠で新陳代謝を高めることでもターンオーバーが正常化し、肌の潤いはアップします。
見落としがちなところでは、枕カバーやシーツ、布団カバーが汚れていたり、ヘアカラーの使いすぎなども肌ダメージを増やしてしまう結果に。
保湿クリームやサロンのケアで保湿する以外にも、保湿につながる生活習慣を意識したいですね。
まとめ
脱毛後の保湿の大切さから、保湿剤の選び方、保湿する方法、おすすめのアイテムや保湿ができる脱毛サロン、保湿以外に気をつけることについて見てきました。
これまでの内容をおさらいします!
- 保湿は脱毛効果を高め、肌トラブルを予防する
- 保湿剤は低刺激・高保湿で軽めのテクスチャーが理想
- 脱毛の施術前後は油分の多い保湿剤は避ける
- 全身保湿のタイミングはお風呂上がり
- 毎日保湿が基本!でも脱毛当日、施術前には保湿剤をつけてはダメ
- 保湿だけでなく、食事や衣類、生活習慣にも気をつけて
脱毛中もしっかり保湿して潤った肌をキープして、ムダ毛がないだけでなく透き通るような美肌を目指しましょう!
脱毛施術前や脱毛後の注意点については『脱毛当日の注意点って何?施術の前と後で絶対にやってはいけないことを徹底解説』もオススメです。
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脱毛当日の注意点って何?施術の前と後で絶対にやってはいけないことを徹底解説
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