脱毛サロンを途中で解約したいけど……
理由をあれこれ聞かれて丸め込まれそうで心配
返金してくれるの?
解約金や違約金はかかるの?
わからないことが多くて、いろいろ不安になってしまいますよね。
解約の理由は問いません
返金は契約書に書かれている『契約期間中』なら可能です。
解約金や違約金を支払うかどうかは、サロンやクリニックによって違います。
支払う場合は上限が設定されています。
ここでは、
- 脱毛サロンをスムーズに解約するための理由
- 返ってくるお金と違約金・解約金について
- 解約する時の心得と注意点
について、詳しく解説します。
脱毛サロンをスムーズに解約するための理由は?
解約したい、とサロンに言ったとき、スタッフに引き止められたりしないか、心配ですよね。
解約に手間をかけたくないときは「個人的な問題で、誰にも改善できない理由」を言ってみましょう。
といったケースが当てはまります。
(1)スケジュールが合わず予約が取れない
たとえば、仕事や学校、育児、介護など。
自分の都合で通いづらくなってしまった場合、店側ではどうしようもないものです。
生活環境の変化で通えなくなった、という理由は無難で、話も広げにくいです。
解約の理由は他にもあるけれど、理由についていろいろ聞かれるのは面倒、という人にもオススメです。
(2)肌トラブルが発生した
施術を受けた後に肌が荒れてしまった場合も、無理に引き止められることは少ないでしょう。
サロンで肌の状態を確認されることもあるので、実際に肌が荒れてしまった人以外は使わないようにしましょう。
(3)施術内容やスタッフに不満がある
施術内容やスタッフの対応などは、実際に経験してみないと分らないですよね。
嫌な顔をされるんじゃないか、クレームだと思われるんじゃないか、と心配になりますが、不満を感じた時は素直に伝えてみましょう。
お客様に不快な思いをさせながら施術するのは、サロンとしても望まないことです。
何も聞かずに引き下がってくれるサロンは案外多いです。
また伝えることですぐに改善してくれることもあります。
好みにはそれぞれありますし、あなたが我慢する必要もありません。
(4)妊娠した
妊娠すると脱毛できなくなるため、解約することができます。
しかしサロンに『産後、体の状態が落ち着いたら再開できる制度』がある場合、そちらのプランをすすめられる場合があります。
産後はホルモンバランスの変化や、生活環境の変化が激しく、なかなか再開しづらい場合もあります。
復帰が難しいと感じた場合は素直にそう伝え、解約を依頼すれば無理に勧誘はされないでしょう。
脱毛サロンを解約しづらい理由は?
解約しやすい理由とは逆に、解約しづらい理由もあります。
これらが解約の理由にあたる時は、引き止められる可能性も上がります。
理由を付け加えるか、まったく別の理由にしてしまった方がスムーズに解約できるかもしれません。
(1)脱毛効果が出ない
脱毛し始めて期間が短いと、「しっかりと効果を実感するためには、長期間通う必要がある」と説得されるかもしれません。
(2)満足いく脱毛効果を得られた
「今の効果は一時的なものだから、最後まで施術を受けないとまた生えてきますよ」と説得されるかもしれません。
(3)引っ越し
大手のサロンで、全国に店舗がある場合、店舗間移動をすすめられるかもしれません。
(4)妊活をはじめる
脱毛で妊娠しづらくなることはないため、継続をすすめられるかもしれません。
脱毛サロンの契約を中途解約すると返金される?解約金はかかるの?
契約書を確認してみてください
途中で契約を解約する方法は、「クーリングオフ」と「中途解約」の2種類があります。
〇 契約して8日以内であれば可能
〇 全額返金される
〇 契約期間や金額など、条件あり
中途解約
〇 クーリングオフの期間が過ぎている
〇 解約金や違約金がかかる場合がある
〇 有効期限内に解約しなければいけない
クーリングオフ、中途解約についての詳しい説明は、『脱毛契約をクーリングオフする方法と条件。注意やよくある質問も解説』でわかりやすく解説しています。
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お金は返ってくる?違約金と解約金は?
クーリングオフでは「全額」、中途解約では基本的に「受けた施術の金額と違約金、解約金を引いた差額」が返ってきます。
解約金や違約金が発生する場合、「まだ受けていない施術料金の10%」が解約金・違約金になるケースが多いです。
ただし、解約金・違約金の上限は2万円までと決められています。
仮に未施術分の10%が3万円だった場合でも、解約金・違約金は2万円になる、と言うことです。
中途解約で最終的に返金されるのは、
になります。
解約金の具体的な計算の例は、『銀座カラーを解約したい!返金額はいくら?ローンや通い放題の場合はどうなる?』でわかりやすく説明しています。
強引な勧誘は消費生活センター等へ相談
最近では、法律が強化されたり、ネットの口コミが拡散されることなどから、強引すぎる勧誘は減っています。
大手のサロンでは、解約の時に特に理由も聞かずに手続きをしてくれるところも多いです。
ですが店舗によっては、他のプランをすすめられてしまうこともあります。
もし解約の時に強引な勧誘をされた場合は、消費生活センターへ相談してください。
サロンの勧誘が悪質な場合、営業停止などの罰則が与えられることもあります。
脱毛サロンを解約する時の心得と注意点は?
「解約しに行ったのに丸め込まれてしまった」
「解約したのに返金されていない」
脱毛サロンの解約にまつわる悩みには、こういったものが多いです。
解約する時に起こるトラブルをなくすためには、事前の準備が大切です。
これら3つの点に注意して、解約時に慌てないようにしましょう。
電話で解約の旨を伝え必要なものを聞いておく
解約の手続きには、店舗に行く必要があることがほとんど。
来店が一度で済むように、必要なものを聞いておきましょう。
「解約をしたいので、解約時に必要なものを教えてください」
と最初にはっきり言ってしまえば、電話口で引き止められることはありません。
いざ店舗に解約しに行く時も、すでに解約する意思を伝えているので「ちゃんと解約のことを言えるかな……?」「スタッフの顔を見たら言い出せなくなってしまいそう……」といった不安がなくなります。
解約の意思を曲げない
「何を言われても解約する」と心に決めておきましょう。
解約することを伝えた後、引き止められたり、別のプランをすすめられても「継続する気はありません」とはっきり伝えましょう。
最近では解約の時にしつこく引き止められることは少なくなってきましたが、決意が弱いままだと、丸め込まれて解約できなかった、ということもあります。
勧誘された時の断り方は『脱毛サロンのしつこい勧誘の断り方|断れなかった場合の返金方法も』の中でも紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
返金はいつされるのかを聞いておく
解約したものの、返金がいつされるのかが曖昧な人は意外と多いです。
クレジットカードやショッピングローンで支払っている場合、サロンは信販会社とのやり取りをしなければならないので、返金が遅くなることもあります。
いつまで待つのか分からないのは不安ですし、返金のことで解約した店舗にもう一度連絡しないといけないのも気が引けますよね。
二度手間や不安を減らすためにも、返金の時期は解約時にかならず聞いておきましょう。
まとめ
スムーズに解約をするためには、サロンやクリニック側で代わりのプランが出せないような理由を考えておくと安心です。
解約の種類にはクーリングオフと中途解約があり、返金額はクーリングオフなら全額、中途解約なら一部が返金されます。
断ることは悪いことではありません。
実際に体験してみなければ、自分にとって本当にいいものかどうか分からないことも沢山あります。
自分には必要がなかったので、もういらないです。
という気持ちは、誰に申し訳なく思うことでもありません。
はっきり気持ちを伝えた方が、スムーズに手続きが終わることもよくあります。
どうしても一人だと不安な時は、誰かに一緒に来てもらうのも手です。
前もって消費者センターに相談しても良いでしょう。専門の相談員が、しっかりとアドバイスをしてくれますよ。