脱毛は誰でも受けられるわけではなく、状態によっては脱毛ができない場所があります。
- 肌が弱い方
- 皮膚に異常がある方
- 入れ墨を入れている方
- 妊娠中、授乳中の方
などは脱毛できない場合があります。
さらに、「サロンでは脱毛できるのに、医療脱毛ではできない」など、複雑な “脱毛できない条件” が存在します。
脱毛を受けることができない条件とは?
「脱毛サロンで脱毛の施術を受けたい」
と思っても、誰でも脱毛の施術が受けられるわけではありません。特に、
- 持病や皮膚に異常がある方
- 日焼けをしている方
- 妊娠中・授乳中の方
は、脱毛を受けられないことがあります。
これから詳しく解説していくので自分が該当していないか確認してみてください。
持病や皮膚に異常がある場合
脱毛サロンでは、脱毛したい部分の皮下にある毛根に刺激を与えることができるレーザーを照射します。
このときに、少なからず皮膚にも刺激を与えてしまいます。
そのため、肌が極端に弱い人や皮膚に何らかの異常がある場合には、施術を受けることができません。
また、皮下組織が異常に増殖してしまうケロイド体質の方、皮膚が光によって過敏に反応してしまう光過敏症の方は施術を受けることができません。
他にも、アトピーなど肌に疾患があり塗り薬を使用している方も、施術対象外となります。
- 皮膚が弱い方
- アレルギーを持っている方
- アトピーを持っている方
はカウンセリング時に相談するようにしましょう。
さらに、皮膚の疾患だけではなく、心臓病や糖尿病など内蔵系の疾患や、てんかんの既往症がある場合も脱毛を受けることができません。
日焼けをしている場合
日焼けをしてしまうと、脱毛を受けることができません。その理由は2つあります。
1つ目は、日焼けをしている肌は炎症を起こしている状態だからです。
肌が炎症しているときに脱毛をすると、思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性があります。脱毛サロンに通っている場合でも、日焼けをすると、皮膚の炎症が治まるまでは施術をお休みすることになります。
2つ目は、肌の色が黒いと脱毛用のレーザーで火傷の可能性があるからです。
医療脱毛やサロン脱毛で使用するレーザーは、メラニン色素という毛に含まれる黒い物質に作用して脱毛しています。
そのため肌が日焼けしていると、ムダ毛だけでなく肌の色にも反応し、皮膚を傷つけてしまう可能性があります。
このようなトラブルを避けるためにも日焼けをしてしまった場合やもともと肌の色が黒い場合には、事前に相談するようにしましょう。
日焼けだけでなく、タトゥーや刺青、アートメイクなどの特徴な技法で肌の色に変化がある場合も同様で、脱毛施術を受けることができません。
脱毛サロンによっては、タトゥーや刺青などをしている部分を避けて、他の部分は施術できる場合もあるようですので事前に確認してみるといいかもしれません。
継続して脱毛を続けるためにも施術後は紫外線対策をしましょう。
妊娠中や授乳中の場合
妊娠中や授乳中は、脱毛の施術を受けることができません。
妊娠中、授乳中はホルモンバランスが変化するため、脱毛を行うと思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性があるからです。
また、妊娠中や授乳中は体調が不安定なことが多いため、脱毛の際の匂いによって体調が悪くなることも考えられます。
多くの脱毛サロンでは、妊娠が分かった時点で施術をお休みできる制度を設けています。
出産、授乳が終わった後にまた再開できるようなシステムになっている場合が多いので、こちらも契約時に確認しておくと安心ですね。
脱毛の施術による胎児への影響はないと言われています。
妊娠が分かった時点で、脱毛サロンに伝えるようにしましょう。
妊娠中のムダ毛の悩みについては、「妊娠中どんどん毛深くなる…産後は脱毛した状態に戻る?自己処理は?」で詳しく解説しています。
こちらも参考にしてください
脱毛の施術が制限されるのはどんなとき?
次のように、
- ニキビや傷跡がある方
- 生理中の方
- 複数の脱毛サロンに通われている方
は、施術できる範囲が制限されることがあります。
これから詳しく解説していくので脱毛サロンに行く前にこの3つを確認しておきましょう。
ニキビや傷跡がある方
ニキビや吹き出物は、肌が炎症を起こしている部分です。
そのため、ニキビや吹き出物ができている部分を避けて施術を行います。
サロンによっては、その部分にシールやパッチを貼り、その部分を避けて照射できるように配慮してくれることもあります。
また、傷跡やニキビ跡、痣など、皮膚に跡が残っている部分も脱毛できない条件となる部分です。
このような部分は皮膚が損傷を受けているため色素沈着しやすく、レーザーの照射によって思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性があるからです。
そのため、このような部分も避けて脱毛の施術を行います。
生理中の方
脱毛の施術を受ける日に生理が重なってしまった場合、施術を受けることができるのでしょうか?
生理中は体調が不安定で肌も敏感になっているため、それぞれの脱毛サロンで対処方法を決めています。
VIOラインなどのデリケートゾーンの施術のみ避けて他のパーツの脱毛は通常通り施術できる場合や、パーツに関係なく生理中は施術を受けることができない場合などさまざまなパターンがあります。
脱毛の施術日に生理が重なってしまった場合はその旨を伝えて、予約の変更や施術内容の変更を行いますが、この流れも脱毛サロンやクリニックにより違います。
そのため、契約時に生理中の施術方法について確認しておくと安心して通うことができます。
予約の日に生理が終わりそうにない時、キャンセルすべきか迷いますよね。ぜひ『生理終わりかけだと脱毛できる?キャンセルすべき?ベストな対応とは』を参考にしてください。
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複数の脱毛サロンに通われている方
例えば脇の脱毛はAサロン、VIOパーツの脱毛はBサロンなど複数の脱毛サロンに併用して通っている場合、同じパーツへの照射はできないことが多いです。
それは、サロンやクリニックにより使用している脱毛機器が異なるため、肌に負担をかけてしまうからです。
また、それぞれの脱毛サロンで別々のパーツであっても肌への負担を考えて、一定期間は脱毛できないこともあります。
まとめ
今回は、脱毛ができない条件や脱毛が制限される条件を解説しました。
サロンでの脱毛は肌にフラッシュを照射するため、肌が弱い場合や肌に異常がある場合は施術を受けることができません。
また、このフラッシュはメラニン色素に反応するので、日焼けをしている場合も思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性があります。
そのため、施術を受けることができなくなるのです。
その他にも、妊娠をしていたり内臓系の疾患があったりする場合も、脱毛の施術を受けることができません。